‥つづき
ようちゃんは結局ずっと個室ぐらしでした。
打ち合わせの時は「大部屋でお願いします」と言ったけど
術後のチェックが頻繁だから初めは個室にしてください、とのことでした。
落ち着いたら大部屋に行くつもりだったけどね、夜になると離れた部屋から
「おおもりせんせ~い おおもりせんせ~い」
と、お婆ちゃんの声が響き渡る。
遠い大部屋からは
「あ゛ー! あ゛ー! お゛~~~」
という お爺ちゃんの叫び声が‥
そして看護士さんの諭す声。
(ーー;) ううぅん
一緒の部屋になったら一日中かなぁ。
遂には隣りの個室に‘点滴外しちゃうおばあちゃん’が。
消灯後、左隣の部屋が騒がしい
「痛あい!痛あい!この年寄りに何をするのぉー」
えぇ?何?
「あなたが て・ん・て・き・を 外しちゃったんです!」
と看護士さん。
「痛あい!痛あい」
「もう、これ抜かれたら差すとこ無いよぉ‥」
と駆けつけた同僚に こぼす看護士さん。
少しバタバタして静かになった病室。
鎮静剤で静かになったのかな。
次の日、お見舞いに来た娘さんに「静かにしてなきゃ あかんよ」と言われてました。
またある日、右隣に声の大きなお爺さんが入ってきました。
ナースコールを押さないで「おーい! おーい!」
と消灯前も消灯後も看護士さんを呼びつける。
「おーいと呼ばれる筋合いはありません」
と看護士さん。
御もっとも!
認知症なのかな‥看護士さんとのやりとりも大声でけっこうな迷惑です。
夜中、何かを ガシャン!パリーンッ と投げ飛ばし暴れ始めました。
そして床に落ちた模様。
ドアを開けた看護士さん
「これは あかん」
と同僚の助けを求めて片付け開始。
付添婦さんを付けてもらう‥’と怒りつつも
「痛いところは無いですか?」
と仕事を果たす看護士さん。
こんなんで静養とはいえ、一晩ぐっすり熟睡できたのは二回かな。
大部屋へ移りたいとは言えませんでした。
入院保険出るし、ゆっくりさせてもらいました。
動けるようになってきたら、朝ごはんの後はトイレに行き散歩へ。
階段で一階まで下りて、ちょうど土日だったので人のまばらな待合室で新聞チェック。
部屋に戻るとちょうどベッドに陽が当たるので掛け布団をまくって布団干し。
ベット脇に下げられる携帯ストラップ
伝言ポップにできる大きい付箋 役立ちました
椅子に座って本を読んでるとお掃除の人が来てくれます。
そのうちお茶を持ってきてくれてお昼ごはん。
友達が一緒にランチに来てくれた日もありました。
食事は残さず全部食べました。
不思議と甘いものが食べたいとかコーヒーが飲みたいとか思わなかったなぁ。
退院したら何食べよう‥
つづく ‥
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